満州鉄道秘蔵公文書集は遼寧省の公文書館に所蔵された満鉄の公文書類の中から重要と思われる文書を選んで編集した公文書史料である。
満州鉄道の公文書は満鉄の歴史と日本軍の中国侵略の歴史、及び中国近代史の研究に極めて重要な歴史的価値を持つ資料である。
本書の構成は日中両国の研究者や読者が利用しやすいように最初の巻に日本語及び中国語の総目次を収録した。
本書は主として満鉄と日本軍との間で取り交わされた通信文書を1500余り収録している。これらの文献によって満鉄と日本軍とは表裏一体、相互不可分の存在で、中国への侵略・占領政策などで両者はお互いに補完しあい依存し合う関係だったことが明らかになっている。
本書構成
第一巻 総目次 第五巻 1925.12〜1931.10
第二巻 1905〜1914.7 第六巻 1931.11〜1932.4
第三巻 1914.9〜1919.12 第七巻 1932.4〜 1932.8
第四巻 1920.2〜1925.12 第八巻 1932.8〜 1933.3